〈えほん〉「ぼくのサビンカ」文・ラデック・マリー 絵・訳・出久根育

(2023年8月23日付 東京新聞朝刊)

(長壁綾子撮影)

 ぼくのねこ、サビンカ。どんなねこか話してあげるね。サビンカは朝起きたら、のびをする。ぼくは顔を洗い、サビンカは毛づくろい。朝ご飯を食べて、庭に出たり、おもちゃやボールで遊んだり。ソファに座って、だっこの時間。サビンカは、ぼくの腕の中で、ごろごろ言う。ごきげんなんだよ。ぼくたちは、一緒にいるのが大好き-。

 特別なことはない、少年とねこのいとおしい日常が静かに流れる。さまざまな問いかけもあり、読み聞かせながら子どもと対話の時間も楽しめる。チェコで生まれた温かな物語。

 1540円。ブロンズ新社=電話03(3498)3272。