「まわし読み新聞」今回はオンラインで 2児の母「記事を読み、休校中の運動動画を発信」

(2020年6月16日付 東京新聞朝刊)
 先日、「育休&共働きコミュニティ ikumado(イクマド)」が主催する「オンラインまわし読み新聞」に参加しました。まわし読み新聞は、どこかに集まって自分がお薦めの記事を参加者と共有するイベントですが、今回はそれをオンラインでしました。

オンラインで行われた「まわし読み新聞」の様子

地域コミュニティが主催「育児中もニュースに触れたい」

 ikumadoは、子どもが小さい時期でも多様な人とつながりを持てるようにと、オンラインでさまざまなイベントや勉強会などを開いています。代表の千木良直子さん(49)=東京都大田区=から、育児中で時間が取りにくい中でもニュースに触れて考えを深めたり、周囲と話し合ったりしたい、という声があると聞き、うれしく感じました。

 この日は、LINEがオンライン診療に参入するという記事や、国債などの「国の借金」が1千兆円を超えたことを伝える記事などが取り上げられ、新型コロナウイルスをきっかけにした社会の変化への期待や、子どもたちに将来借金を背負わせていくことへの不安の声などが出ました。

 5歳と7歳の男の子を育てる氏家おりえさん=世田谷区=は、すくすくが3月に一斉休校の影響をアンケートしてまとめた記事を取り上げました。「各家庭が何に困っているかリアルな声が紹介されていて参考になった」と氏家さん。その後、地域の子どもたちのためにオンラインで体を動かすプログラムを発信し始めたそうで、その行動力に感服しました。記事が行動のきっかけになっていたことは、私たちにも大きな励みになりました。