〈新年のごあいさつ〉余裕がないと感じたら、まずは「自分を一番大事に」

新しい年が始まりました。
「こんな1年にしよう」という目標や願いを、それぞれが胸に抱いていることと思います。

私は自分のことも大事にする1年にしたいと考えています。

子どもを強い言葉で注意してしまう。
つい「今忙しいから、後でね」と言ってしまう。

子育てで余裕のない自分を感じたとき、いつも頭に浮かぶイメージがあります。

「シャンパンタワーの法則」という言葉を聞いたことがありますか?
まず1番上のグラスがいっぱいにならないと、下のグラスにシャンパンは行き渡りません。

子育てに例えた場合、
一番上のグラスが自分、
2段目のグラスは子どもやパートナー。
3段目は友人や親類、近しい同僚、
4段目以降は地域の人や仕事の相手でしょうか。

「自分が大切にしたいものを考える」というテーマで、生き方を見つめ直す問いの手法を提案する「質問家」の松田充弘さんに取材したときに教わった考え方です。

松田さんは「自分が満たされていないと、周囲の人を幸せにすることはできない」と言います。
「だから、自分を一番大事にしてほしい」と。

最初はその言葉に、「えっ、子どもが1番じゃなくて、自分を一番にしていいの?」と戸惑いました。
でも今は、その通りだなあ、と思っています。
1滴も残っていないカラッカラの自分のグラスからは、周りの人を潤す流れは決して出てきません。

「子どもに笑顔で接するためには、自分自身が機嫌よくいられる状態をつくるのが大事」とはよく言われます。

子育て中の親、一人一人の気の持ちようも大事ですが、
同時に、
必要なサポートや、
気持ちが楽になれるような言葉、
あたたかい視線というシャンパンを
周りの人が子育て中の親子に惜しみなく注げるような社会になるといいな、と思います。

「東京すくすく」は2022年も、
子育ての助けになり、ほっとできるような情報というシャンパンを
子育ての最前線で奮闘する皆さんにお届けしていきます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

                           (東京すくすく編集長)