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東京すくすくから新年のごあいさつ

 みなさま、あけましておめでとうございます。

 昨年9月にスタートした「東京すくすく」にとっても初めてのお正月。今年も子どもにかかわる多くの方たちに興味深く読んでいただけるニュースや話題を発信していきたい、と編集チーム一同、気持ちを新たにしています。

 2019年は国連で「子どもの権利条約」が採択されて30年になります。

 あらたまって「子どもの権利」と言うと、構えてしまいますが、昨年も子どもの「専門家」といえる方々に取材していて、ヒントをもらう機会がたくさんありました。

 「最近は小学1,2年生でも、学校や家庭でのストレスを抱えているな、と感じる子が多い」と話していたのは、さいたま市の学童保育指導員の佐藤正美さん。例えば、保護者がとても忙しく、甘えたい気持ちを我慢している子が、学童保育ではその気持ちを素直にぶつけてきたり、不安や不満をぽつりぽつりと話し出したりすることがよくあるそうです。

 東京都北区の児童養護施設「星美ホーム」のスタッフは、「施設にネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれないが、実際は笑顔がたくさん集まる場所。でも、笑顔いっぱいの子どもたちも私たちに想像できないくらい大きな傷を抱えています」と話していました。施設で暮らす子どもたちは、虐待などで安心して生活できない環境に置かれ、大人から励まされたり、ほめられた経験が少ないために、挑戦する意欲を持ちにくいことが多いといいます。そんな子どもたちに、地域との交流などを通して「人の温もりを知ってほしい」とスタッフの方々は奔走しています。

 社会の中でかき消されがちな子どもの「本当の気持ち」をつかみ取ろうと、日々取り組んでいる大人たちによって、「子どもの権利」は支えられているのだ、と痛感しました。より多くの人たちがそんな姿勢に立てば、社会は子どもが育ちやすい、子どもを育てやすい空気に包まれるのではないでしょうか。

 日々の子育てに追われるお父さん、お母さんにとって何よりの関心事である子育ての悩みを和らげる知恵を共有したい。そして、国内外で今、つらい立場にある子どもたちにまで目を向けていけたら―。

 今年も「東京すくすく」をどうぞよろしくお願いいたします。

(東京すくすく編集長)