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 子どもの表情で一番好きなのは、「誇らしげな」顔つきかもしれない。昨年11月に生まれた甥っ子が最近、手づかみ食べで顔も洋服もぐちょぐちょに汚しながら満面の笑みを向けるのを見て、そう思った。「見て見て!」と言わんばかりの得意顔は、輝いている。

 ついこの間までこんな笑顔を見せていたはずのわが家の長男は、中学生になり年相応に不機嫌だけれど、夢中になっているバスケットボールのプレーに満足がいった時は、やっぱりどこか誇らしげで、内心とてもうれしくなってしまう。

 時代がどれだけ変わっているように見えても、子どもたちは誇らしい気持ちを積み重ねながら、大人になっていくのだろう。

 「子どもは大人、または社会をそのまま映し出している鏡です」

 多くの子育てする親たちを支え、昨年亡くなった児童精神科医の佐々木正美さんは、著書でこう断言している。そして、「今を生きる子どもたちは、制限ばかり加えられて、自由な気持ちの発散がないように見えることがあります。誰も子どもの言い分などに、心から耳を傾ける人がいなくなってしまう時代が、もうすぐ目の前にやってきてしまうように感じることがあります」と憂う。

 子どもの表情を慈しんだり、その声に耳を傾けたりするには、関わる大人がほどよく力を抜いて、子どもと共にある時間を楽しみ、心動かされながら過ごしていけることが欠かせないと思う。

 社会を映し出している子どもたちの姿は、いつまでも誇らしげであってほしい。

 そのために今、何を大切にしていったらいいのか。「東京すくすく」で多くの方たちとつながり、考えていきたいと思っています。

 (東京すくすく編集長)