荒川区の「あらかわ子ども応援ネットワーク」が「地域再生大賞」準大賞 子どもの居場所づくりやひとり親支援など評価
中村真暁 (2020年1月26日付 東京新聞朝刊)
地域活性化に取り組む団体を支援しようと、東京新聞など地方新聞46紙と共同通信が実施している「第10回地域再生大賞」の準大賞に、「あらかわ子ども応援ネットワーク」(東京都荒川区)が選ばれた。
「子どもを軸にした取り組み、認められてうれしい」
ネットワークは2017年に発足。区社会福祉協議会を事務局に、子どもの居場所づくりやシングルマザー支援などに取り組む約20団体と区や区教委が緩やかにつながり、支援の輪を地域に広げている。
3カ月に1度の全体会議やメーリングリストを通じて情報を共有。子ども食堂を始めたい人を後押しし、寄贈された食材やボランティアの窓口を一本化するなど、効率よく支援・広報する仕組みも整えてきた。
大村みさ子代表は「子どもを軸に取り組んできたことが認められてうれしい。子どもの成長に合わせて変化するニーズにも応えながら、私たちも進化していきたい」と意気込む。