育休から復帰した職員が悩みを語り合いました 城南、横浜、川崎3信金が合同で研修会

 城南信用金庫(東京都品川区)と横浜信用金庫(横浜市中区)、川崎信用金庫(川崎市川崎区)が7日、育児休業から職場復帰した職員を対象にした合同の研修会を城南信金本店で開いた。

仕事と育児の両立について意見を交換する信金職員たち=東京都品川区の城南信用金庫本店で

「完璧でなくてもいい」

 今年育休から復帰した59人がグループに分かれ、仕事と育児を両立することの悩みを話し合った。「時間内に仕事を終わらせたい」との相談には、別の参加者が「帰る時間を事前に周りに伝えて効率的に進めている」と答えていた。「資格試験の勉強をしたいが時間が取れない」「子の体調不良時に休むのが申し訳ない」などの声も上がった。

 小学生の子を育てる先輩職員による講演もあった。学校が終わってからの子どもの預け先に困る「小1の壁」について「学童などの情報は早めに収集を」と助言。「完璧でなくても子どもが元気で笑顔で過ごせていれば良い」と話した。

 研修会は2019年度から横浜信金と川崎信金が開催し、2023年度から城南信金も参加している。