おうちでプラネタリウム!川崎の科学館が動画配信 「正十二面体カレンダー」も作れます
安田栄治 (2020年5月11日付 東京新聞朝刊)
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休館している川崎市多摩区の「かわさき宙(そら)と緑の科学館」は、ホームページに「おうちで楽しむデジタル科学館」を開設した。外出自粛を続ける中、家庭で自然や天文、科学に触れてもらおうと、プラネタリウムの動画など科学館情報を配信している。
自然・天文・科学の3分野を配信 動物クイズも
情報は「自然」「天文」「科学」の3分野を発信。自然は、多摩区の生田緑地内に生息する動物を取り上げる「おうちでまなぼう! 生き物クイズ」。初回はタヌキとハクビシンの足、耳、しっぽ、鼻、顔などの写真を並べ、その違いを当てるクイズを6回(8日現在)に渡って展開している。
天文は「おうちでプラネタリウム」。同館のプラネタリウム投影機「MEGASTAR-Ⅲ FUSION」が星空を映し出し、星や星座などを同館職員が解説する。第1回のテーマは「春の大曲線」。川崎市内から見える5月初旬の星空を投影し、おおぐま座、おとめ座などの星を結んでできる大曲線などを約9分間のプログラムで楽しむことができる。
科学は、工作を紹介する「おうちでワークショップ」で、正十二面体カレンダー、牛乳パックを使ったコマなどの材料や作り方などを画像で説明している。
各分野とも随時更新していく予定。問い合わせは「かわさき宙と緑の科学館」=電話044(922)4731=へ。