都立高の夏休み、8月8日~23日の16日間だけ 授業するため1カ月短縮
松尾博史 (2020年5月29日付 東京新聞朝刊)
東京都教育委員会は28日、新型コロナウイルス感染症対策で休校している都立高校の夏休みを、8月8日から23日までの16日間に短縮すると発表した。授業日数の確保のため。当初予定より1カ月近く短くなる。
区市町村立の小中学校は各教委が判断
7月21日から8月31日までの予定を26日間縮める。12月26日に始まる冬休みは、1月7日まで13日間の予定を、1月3日までの9日間に短縮する。期間は各校長の判断で変わる可能性があるという。区市町村立学校の夏休み、冬休みは各自治体の教委が判断する。
6月1日から段階的に再開する都立高は、混雑を避けるため「分散登校」を導入。生徒は週に1〜3日登校し、1日あたり2時間半ほど在校する。同15日以降は登校日を週3〜4日、1日の在校時間を6時間程度に増やし、感染予防策を徹底して部活動も行う。
都教委は感染症対策を盛り込んだ学校運営の新たなガイドラインも公表した。登校前に自宅で検温してもらい、教室の生徒同士の間隔を、おおむね1〜2メートル離すことなどを盛り込んだ。体育や音楽の授業では、体が接触する活動や歌唱などを当面控える。