3密どう防ぐ? 多摩地域や横浜市の小中学校 6月1日に多くの小中学校が再開

林朋実、花井勝規、服部展和 (2020年5月26日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 緊急事態宣言の解除を受け、東京都の多摩地域では25日、小中学校などが再開に向けて準備に追われた。多くの小中学校は6月1日に再開される。学校生活を円滑に始められるよう、事前に登校日を設ける自治体もある。

多くは当分、分散登校「自身も他人も守る意識を」

 東村山市の小中学校では25日、再開前の登校日が始まった。「3密」を避けるため、学年やクラスごとに日程や人数を分け、各学年週1~3回ほど実施。休校中の家庭における勉強の進み具合などを確認する。

 東村山市教育委員会の担当者は、この日の様子を踏まえて「学校は3密が生まれやすい。子どもたちも気を付けてはいるが、友達と近くで話す様子も見られた。3密をどう避けて運営するかが課題だ」と話した。

 東村山市を含む多くの自治体の小中学校では、6月の再開後も一定期間、感染防止のため人数や時間を限って「分散登校」を行う。その後、段階的に通常の学校生活に移行する。府中市では、夏休みの短縮や土曜日の授業実施などで休校中の授業時間をカバーする方針だ。

 三鷹市は25日、臨時校長会を開き、貝ノ瀬滋教育長は「感染の第二波に備え、子どもたちに生き抜く力を身に付けさせてほしい」と強調。段階的な学校再開の中で「手洗いの励行、3密を防ぐなど新しい生活様式で自身を守りながら他人も守るという意識を根付かせてほしい」と求めた。

 三鷹市の小中学校では、2週間前から週2回の登校日を設けているが、市立第一中学校の丹下知男校長は本紙の取材に「このつらい経験をプラスに生かせるような、子どもたちの頑張る力を引き出せるよう努力したい」と話した。

 多摩地域の各自治体では、図書館や博物館などの再開に向けた動きも進む。府中市は、6月から順次再開する方針で、26日に決める見通し。町田市なども同日決定する。

横浜市なども1日再開 夏休みは8/1~16に短縮予定

 横浜市は25日、小中学校など市立全509校を6月1日から再開することを明らかにした。同月末までは分散登校や短時間授業などによる段階的な再開とする。

図書館も順次再開

 夏休みは8月1~16日とし、冬休みや春休みも短縮する予定。図書館なども順次再開する。市教育委員会は各校に再開直後はクラスを半分程度に分け、午前と午後に分けて授業をするなどの対応例を示した。小学校給食は7月から再開予定。感染への不安から出席を見合わせる場合、欠席扱いとはしない方針。部活動は7月以降に中学校は週3日、高校は週4日程度に限り再開する。

 図書館は休館前に受け付けた予約分6万8000冊の貸し出しを5月27日から始め、6月2日から新規予約を受け付ける。屋外スポーツ施設や地区センターなどは1日以降順次、動物園は11日から、乳幼児の集団健診は7月1日から再開する予定。

 茅ケ崎市教育委員会は25日、臨時休校中の小中学校を6月1日に再開すると発表した。同12日まで各クラスが2グループに分かれて午前と午後に登校して短縮授業を受ける。同15日から通常授業に入る。

 寒川町教委は1日に小中学校の分散登校を始め、一斉登校での短縮授業、通常授業と段階的に再開を進めると発表した。(杉戸祐子、吉岡潤)

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年5月26日

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