一青窈さん作詞の校歌を披露 流山市立おおぐろの森小 作曲の木村弓さんが熱唱

牧田幸夫 (2021年4月6日付 東京新聞朝刊)

校歌を歌い上げる作曲者の木村弓さん

 「ハナミズキ」などで知られる歌手の一青窈(ひととよう)さんが校歌の作詞を手掛けた流山市立おおぐろの森小学校で3日、「新設を祝う会」が開かれ、校歌が関係者に披露された。

「10年先もその先も 心つなごう」

 作曲を担当した同市在住の木村弓さんが1番から4番まで歌い上げた。木村さんは宮崎駿監督映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」の作曲と歌で知られる。

 校歌の歌詞は花や木々、チョウなど森の自然がふんだんに登場。「あしたもあさってもその先も 君を大切におもうよ 10年先もその先も 心つなごう」とつづられた。

 一青さんはビデオメッセージを寄せ、「大自然の中で学ぶことができたことを子どもたちが感謝し、成長した後に、この学びやにまた戻ってきてくれることを期待して詩を書きました」と話した。

 木村さんは「友達を大切にという思いを曲に込めました」。歌詞は2番が特に気に入っているといい、「さみしい時など人は植物に慰められたりする」と実感を込めた。

 おおぐろの森小は、子育て世代の流入が著しいつくばエクスプレス(TX)流山おおたかの森駅周辺の今後の児童増加に対応するために建設。校舎は木造3階建てが3棟(32学級)完成し、おおたかの森小学校など3校から転学した児童と新1年生の計349人(16学級)でスタート。今後2期工事に入り、さらに1棟(16学級)増築する。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年4月6日