「学校の1人1台タブレットで動画やゲーム…」記事に反響 「おもちゃが来たと大喜び」「家庭でセキュリティー設定させて」
小形佳奈 (2021年8月6日付 東京新聞朝刊)
自治体によって異なる制限
小中学生に1人1台ずつ学習用端末を配備する、国のGIGAスクール構想で、子どもにタブレットが配布されたご家庭も多いのではないでしょうか。
「持ち帰ったタブレットで好きに動画を見ている。使い方を巡って反抗期の娘とのけんかが増えた」。中学生の保護者からの訴えをきっかけに取材、記事化したのが「学校の1人1台タブレットで動画やゲーム…家庭でどう管理?」です。自治体により、制限のかけ方が異なること、情報通信技術(ICT)の専門家による家庭で使用する際のヒントなどを紹介しました。
制限が比較的緩やかで、動画共有サイトなどを見られる設定にしている区の言い分は「制限が厳しいと使う意欲をなくす」「社会に出る時とほぼ同じ状況で、子どもに情報モラルを学んでもらう」。また、「あくまで学習用」と、夜間のネット接続を制限する区もあります。
読者からは「突然渡され、おもちゃが来たと大喜び。学習に必要な漢字検定などのアプリを入れることすら許されない」「自治体側に知識がなく『自主性』のひと言で考えることを放棄するなら、セキュリティー設定は、各家庭に解放を」とのコメントが届きました。
「家庭で使い方を話し合って」という自治体が多かったのですが、小学高学年になれば、親の目も届きにくくなります。「設定は家庭にさせて」というご意見にもうなずけます。夏休み、タブレットを持ち帰っているご家庭ではどのように対応していますか?
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