「保育園の登園自粛のお願い」小金井市が通知 新型コロナ対策の休校で、小学生の子を持つ保育士が出勤できない
花井勝規 (2020年3月3日付 東京新聞朝刊)
東京都小金井市が、市内の公立と私立計39の保育園に子どもを預ける2500世帯に「登園の自粛のお願いについて」と題する通知を出していたことが分かった。新型コロナウイルス感染防止のための小中高校などの臨時休校の影響が、保育園にも及んだ形だ。
職員配置に不安「育休や休みの保護者は、自宅保育を」
通知は2月28日付。「小学生の子を持つ保育士等の施設職員が仕事を休まざるを得なくなる場合があり、児童を安全に預かるための職員の配置が出来ない状況が予想される」と説明し、登園自粛と自宅での保育を要請している。対象として育児休業を取得中の保護者や、保護者が仕事を休む場合などを挙げた。
小金井市保育課の担当者は「学校が臨時休校になり、私立の保育園から、子どもを抱える自園の保育士が『毎日の出勤は無理』などの声を上げていると相談が来たため」としている。
小金井市内の保育園に5歳児を預ける女性会社員(38)は「自分は該当しないと分かり安心したが、受け取った保護者はみな不安になっている」と話す。
小金井市に隣接する三鷹市では、感染者が保育園で出た場合を除き登園の自粛要請は検討していない。
(2020年3月26日追記)「登園自粛したら保育料はどうなるの?」という質問を受けて、Q&A方式でまとめた記事を公開しました。
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