保育士の配置基準「全年齢で2倍にしてほしい」加藤こども相に要望

「もう1人保育士を」メンバーが面会

 全国の保護者や保育士らでつくる「子どもたちにもう1人保育士を!」のメンバーは14日、加藤鮎子こども政策担当相と面会し、保育士配置基準を約2倍にすることなどを求める要望書と政策提言を手渡した。

加藤鮎子こども政策担当相(中央)に政策提言を手渡した「子どもたちにもう1人保育士を!」のメンバーら

4~5歳児「25人」にしても不十分

 保育士1人がみる子どもの人数を定めた国の配置基準について、政府の「こども未来戦略」では来年度から4~5歳児の基準を保育士1人で「30人」から「25人」に76年ぶりに見直す。しかし、現状では不十分だとして、要望書では4~5歳児を「10~15人」にするなど、全年齢で約2倍の配置を求めた。

 また、2025年度以降の対応とされた1歳児についても2024年度から、現行の「6人」を「5人」にする基準改正などを要望した。

 メンバーは15分ほど加藤こども政策担当相と懇談。平松知子さんは懇談後、「今回基準改正する4~5歳児と同じように、1歳児についても改善の見通しを示してほしいという現場と保護者の声を伝えた」と話した。

コメント

  • 車で有名なT市立のこども園で働く40代の保育者です。勤続20年以上になります。就職した頃は保護者の方も常識的、かつ先生としての態度で接して下さっておりました。 が、今では不適切保育の名のもとに言
    ひまわりちゃん 女性 40代 
  • 介護の職ですが、人員基準を緩和のみではなく、人員基準が多いところに加算が正解だと思います。 基準通りに人数を減らしても、事故があれば責任を取らされるのでは減らせないです。現場の状況をわかっていな
     男性 40代