子どもたちにもう1人保育士を!日比谷で2000人デモ 「75年ぶりの配置基準改善」いつやるの?

(2023年11月24日付 東京新聞朝刊)
 子ども関連予算の倍増や保育士増員などを求めるデモが23日、東京・日比谷周辺であった。全国から集まった保育士や保護者らが「子どもたちにもう1人保育士を!」などと訴えながら、街頭をパレードした。
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保育士の処遇改善などを求めパレードする参加者たち=東京都千代田区で

保育士不足で多忙化に拍車 処遇改善を 

   保育団体などでつくる「よりよい保育を!実行委員会」が主催。政府は、6月に閣議決定した「こども未来戦略方針」で75年ぶりの保育士配置基準改善を盛り込んだが、実施時期や方法は明らかになっていない。一方、創設を目指す「こども誰でも通園制度(仮称)」では、園児の受け入れが増えるため現場の負担が増す懸念が指摘されている。

 日比谷公園野外音楽堂で開かれた集会には、約2000人(主催者発表)が参加した。2歳児担当の保育士は「子ども1人に大人1人が必要な場面が1日に何回もある。手取りは月20万円。保育をする中で体や心を壊す人もいる」と窮状を報告した。

 実行委メンバーで、全国保育団体連絡会の実方伸子副会長は「コロナ禍後の保育は業務の増加、保育士不足などで多忙化に拍車がかかっている。賃金もいまだに全産業平均より5万円も低い」と話し、処遇改善を訴えた。 

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年11月23日

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