花火ができる公園を探せるアプリ「Hanabi-Navi」 東京23区や横浜版も登場
小形佳奈 (2022年7月20日付 東京新聞朝刊)
花火ができる公園が探せる無料アプリ「Hanabi-Navi」を、花火製造・卸の若松屋(愛知県西尾市)が開発した。23、24の両日には江東区で、花火の正しい遊び方をレクチャーし、花火遊びが楽しめるイベントを開く。
「若松屋」が開発 23区では9区のみ
若松屋東京支店(台東区柳橋)の竹内直紀支店長(47)がアプリを企画した。同社は玩具花火と、打ち上げ花火の両方を手がけており、新型コロナ禍で打ち上げ花火の需要が落ち込む一方、玩具花火の売り上げは好調で、取扱店や購入客と直接話す時間が増えた。その際、多く聞かれたのが「花火をどこでできるか分からない」という声だった。
そこで、地図上に花火のできる場所をピンで示すアプリをつくることにした。昨年、名古屋版をリリースして好評だったため、今年は、東京(23区)、横浜、大阪、福岡の情報を追加。公園を管理する自治体の担当部署に、花火ができるかを尋ね、地元の花火業者の協力も得て、公園を一つずつ回って確認した。他の公園利用者や近隣住民への配慮から、規模が小さい公園は外したという。
竹内さんによると、23区で花火ができる公園があるのは、
- 足立区
- 北区
- 墨田区
- 中央区
- 文京区
- 葛飾区
- 江東区
- 世田谷区
- 中野区
の9区。アプリでは、スマートフォンの位置情報から、最寄りの花火ができる公園を探したり、公園へのルート検索もできる。
23、24日に豊洲公園で「花火教室」
アプリのPRと花火マナーの向上を目指し、23、24の両日午前11時~午後5時、江東区の豊洲公園でイベントを開く。1回500円の「花火くじ」で花火セットを手に入れると、安全な遊び方を教える「花火教室」で実際に体験ができる。花火遊びの最盛期を前に「正しく、楽しく遊んでもらいたい」と竹内さんは話す。
問い合わせは若松屋東京支店=電話03(5825)1371=で受け付けている。
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