「道の駅」おむつ交換台の設置率わずか4%→「パンパース」のP&Gが台を寄付 今年中に100カ所
小林由比 (2020年1月24日付 東京新聞朝刊)
赤ちゃん用おむつ「パンパース」を販売するプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G、神戸市)は、全国の道の駅などにおむつ交換台を寄付する取り組みを始めた。赤ちゃん連れのお出かけを応援する企画を通して、自社商品への親しみを持ってもらうのが狙いだ。
「女性トイレにしかない」との声 公共施設や商業施設にも
第1弾として群馬県川場村の「川場田園プラザ」や茨城県常陸大宮市の「みわ」には1月21日に設置。順次設置場所を増やし、今年中に100カ所に設置する計画だ。広報担当者によると、全国に1100以上ある道の駅のうち、おむつ台が設置されているのは4%程度。同社の調査でも「道の駅におむつ台や授乳室などがほしい」という意見が多く寄せられていたという。
今後、公共施設や商業施設への設置も進めていく予定。担当者は「おむつ台が女性トイレにしかなく、パパが使えないという声も届いている。誰でも使えるようなベビールームの導入なども支援していきたい」と話している。