子どもと一緒に!「ハゼを食べる会」で海のことを知ろう 来年1月28日に開催

柴本弥生

 「江戸前の魚 ハゼを食べる会」(中日新聞・東京中日スポーツ主催)が来年1月28日、豊海おさかなミュージアム(東京都中央区豊海町)で開催されます。持続可能な開発目標(SDGs)の目標14は「海の豊かさを守ろう」。東京新聞SDGs推進チームでは、釣り教室や自由研究など、ハゼを通じて東京湾の歴史と環境を考えてもらうための取り組みを続けています。

老舗すし店主がハゼをさばいて天ぷらに

 東京・田町で150年余続く老舗「芝浦おかめ鮨」の5代目店主長谷文彦さんによる、ハゼをさばいて天ぷらにするワークショップや、NPO法人海辺つくり研究会の古川恵太理事長による水辺環境についてのトークセッションなどを予定しています。

芝浦おかめ鮨の5代目店主、長谷文彦さん

 「おかめ鮨」は幕末の1856年創業。長谷さんの明治生まれの祖父(3代目)が握るすしは今の3倍くらいの大きさだったといいます。ネタは、かつて漁村だった芝浦から手こぎの舟で行ってとる新鮮なものでした。

 今、3代目のように東京湾の魚を店で出そうとすると時間もお金も掛かります。戦後の高度経済成長期から続く開発で、東京湾の漁業は衰退。市場で扱われる江戸前の魚はごくわずかです。ハゼも東京湾では2007年以降は漁業としては途絶えていますが、長谷さんは東京湾で自分で釣ったものを客に出しています。

 「毎年8月から12月までの限られた期間に十数回釣りに行きます。産地にこだわるからこそ、そのおいしさに地産地消の本質があると思うんです。東京湾で釣れた魚をおいしく食べてもらえれば、その豊かさを再発見できるんじゃないかって」。酢・塩・酒・しょうゆで魚のうまみを引き出す技術も「江戸前」として受け継がれてきたものです。

食べる会では、長谷さんが作ったハゼの天ぷらを丼にして味わう

 「食べる会」は午前10時30分~正午、午後1時30分~同3時の開催で、定員は各回30人(小学生以上、応募者多数の場合は抽選)。参加費は3500円で、ハゼ丼とワンドリンク付き。申し込みは12月23日まで、東京新聞TOKYO Webで受け付けています。