10代後半の少女を虐待から守る「子どもシェルター」群馬に初開設 弁護士が付いて親と交渉

菅原洋 (2021年6月8日付 東京新聞朝刊)
 虐待を受けるなどして親と暮らせない10代後半の少女たちが緊急的に一時避難できる民間施設「子どもシェルター オズ」が、群馬県内で初めて開設された。弁護士を中心につくるNPO法人「子どもシェルターぐんま」(前橋市)が運営。少女たちを守るため、施設の場所は公表できないという。

児相で一時保護できない年齢層が対象

 先月開設した施設は、児童相談所の一時保護から外れる18~19歳や、18歳未満でも一時保護できない15歳程度以上を短期間保護するのが目的。少女ごとに担当の弁護士が付き、相談や親との交渉などを親身に引き受ける。

 定員は6人。少女たちは一軒家のそれぞれ個室に入り、1週間から2カ月程度、食事の提供を受けながら常駐するスタッフらと触れ合う。弁護士らとは話し合い、自立するなど新たな居場所を模索する。

 施設名の「オズ」は童話「オズの魔法使い」の主人公の少女が登場するキャラクターたちと旅をするように、入所する少女たちがスタッフと生活する中で願いをかなえてほしいとの思いを込めた。

 施設では少女の負担はなく、NPOは運営のために寄付やボランティアの支援を求めている。問い合わせは子どもシェルターぐんま=電話027(212)6080=(平日の午前9時~午後5時)で受け付けている。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年6月7日