【動画】公園トイレで出産し赤ちゃん遺棄 予期せぬ妊娠、届かないSOS なぜ20歳の母は孤立したのか
奥田哲平
懲役3年、執行猶予5年の有罪判決
昨年6月に愛知県西尾市の公園の植え込みで、ポリ袋に入った赤ちゃんの遺体が見つかった。警察が逮捕したのは、近くに住む当時20歳だった看護学校生の母親。女性は公園トイレで3740グラムの男の子の赤ちゃんを出産したが、赤ちゃんは数時間後に何らかの原因で亡くなった。保護責任者遺棄致死罪などに問われた女性には今年5月末、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が下された。
女性のような「予期しない妊娠」を巡っては、周囲に打ち明けられずに孤立して出産し、遺棄事件などに至る悲劇が後を絶たない。決して許される行為ではないが、彼女一人に責任を負わせていいのだろうか。取材を進めると、女性が加害者になる前に孤立から救い、幼い命を守れた可能性が見えてきた。
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