〈えほん〉「もふもふライリーとちいさなエリザベス」文・ナカイサヤカ 絵・うよ高山 原作・リサ・ソーンダース
長壁綾子 (2021年12月10日付 東京新聞朝刊)
ぼくの大好きなエリザベスは歩くことも、話すこともできない小さな女の子。でも、ほほ笑むことはできて、体中で楽しい、大好きって言っている。
ぼくたちはソファで映画を見たり、遊んだり。エリザベスは大喜び。「こんなに楽しそうなエリザベスを見たのははじめてよ」とママが言った。
母子感染症による障害があるエリザベスの人生を犬のライリーの目線で描く。おちゃめなライリーと笑顔で生きたエリザベスの物語から、母子感染症への理解を深めたい。
2090円。サウザンブックス社=電話03(6276)6688。