政治家の赤裸々な子育てエピソードに反響 リレーコラム「本音で話しちゃう!」3年半で18人
坂田奈央 (2022年7月22日付 東京新聞朝刊)
今回の参院選、投票には行きましたか。投票率を見ると、選挙区で52.05%と前回参院選(48.80%)を上回りました。それでも有権者の約半数が投票をしなかったという状況です。
なかなか政治に目を向ける余裕がない、という子育て世代もいるかもしれません。そこで、政治を身近に感じてほしいと3年半前に始めた、超党派ママパパ議連のリレーコラム「本音で話しちゃう!」を改めて紹介したいと思います。
連載開始時には、議員活動と妊娠や出産・子育てとの両立の道を切り開いてきたベテラン与野党議員4人が、涙と笑いの経験談を交えて赤裸々に語り合う座談会を開催。これを皮切りに、参加議員がリレーコラム形式で、自身の政策につながる経験や本音をたっぷり語り、今までに18人がバトンをつないできました。
育休中に政界入りした国民民主党の伊藤孝恵さんは「驚いたのは、女性議員の少なさ以上に、子どもがいることを周囲に感じさせないようにしているママ議員の姿」と明かし、内閣府特命担当相(男女共同参画)などを歴任した自民党の橋本聖子さんは自身の苦労を踏まえ「私は選択的夫婦別姓に賛成」と持論を語ります。維新の会の片山大介さんは「自戒を込めて…男性育休を『特別』にしない」とつづりました。
読者からは「夫婦共働きの人なら誰でも経験している体験談」「議員も日々奮闘するお母さんなのだと身近に感じた」「思いだけでなく実現に至るまでぜひ頑張ってほしい」といった感想が寄せられています。政治に意見を届けたい。そう思ってもらう契機になればと願います。