ストップ!子ども虐待 私たちにできることは? 台東区で4月6日にシンポジウム

井上幸一 (2019年3月14日付 東京新聞朝刊)
 シンポジウム「STOP子どもの虐待~地域で支援力を高める~」が4月6日、東京都台東区生涯学習センター(西浅草3)で開かれる。こども食堂、無償学習支援などの活動をしているNPO法人「台東区の子育てを支え合うネットワーク」(たいとこネット)の主催。

ちらしを手に、シンポジウムへの参加を呼びかける石田真理子理事長=東京都台東区で

ルポライターの杉山春さんが講演、パネル討論

 目黒区、千葉県野田市の虐待死事件を受け、こうした悲劇をなくすために、何ができるか考える。初めての開催で、台東区などが後援している。

 「ルポ虐待 大阪二児置き去り死事件」「児童虐待から考える 社会は家族に何を強いてきたか」などの著書があるルポライターの杉山春さんが基調講演し、日本堤子ども家庭支援センターの担当者が台東区の現状を報告。この後、区社会福祉協議会の関係者、たいとこネットの石田真理子理事長らが加わってパネル討論をする。

目黒の事件で企画を練っていたら、野田市でも…

 石田さんは「目黒の事件を受けて企画を練っていたら野田市の事件が起きた。経済的な問題だけでなく、さまざまな観点から、虐待を考えたい」とし、参加を呼びかけている。

 参加費無料。午後2時~5時。定員80人(申し込み先着順)。

 申し込み、問い合わせは、メール、石田さん=電話090(9365)1679=(平日午前9時~午後3時)へ。