板橋区が「オンライン妊婦面接」スタート 妊娠中の不安に保健師や助産師が寄り添います
長竹祐子 (2022年4月20日付 東京新聞朝刊)
東京都板橋区は、つわりなどの体調面や育児への不安、経済面など、妊娠中の人の心配事にオンラインで保健師や助産師が応じる妊婦面接を25日から始める。
外出が難しい妊婦も、スマホでOK
板橋区では、妊娠から出産、育児までを切れ目なく支援する「いたばし版ネウボラ事業」を推進してきた。対面での妊婦相談を行ってきたが、外出や対面相談が難しい人や、自宅安静や入院が必要な人にも、PCやスマートフォンなどから安心して相談してもらおうと、オンラインの環境を整えた。
板橋区の担当者は「一人で悩みを抱えている妊婦さんに寄り添いたい」と、気軽な利用を呼びかけている。
面接時間は午前9時~午後5時の間に1人20~30分。予約は板橋区ホームページの「妊婦・出産ナビゲーション事業(妊婦面接)」から東京都の電子申請システムを通じて24時間受け付けている。区内5カ所の健康福祉センターごとに各日5人程度受け付ける。