「子育てすくすくフェス」開催しました ハイハイスペースで親子のびのび トークショーや歌を満喫
今川綾音、奥野斐 (2023年6月5日付 東京新聞朝刊)
親子向けのイベント「子育てすくすくフェス~ほっとして笑えるひとときを一緒に~」が4日、東京都豊島区の自由学園明日館(みょうにちかん)講堂であり、訪れた180人の親子らがトークショーや歌を楽しみました。
小さい子が途中で動きたくなってもOK
出版社の「婦人之友社」と「東京すくすく」が共催しました。会場の講堂は、1927年建築の国の重要文化財。小さい子連れでも気兼ねなく参加できるよう、赤ちゃんと過ごせるハイハイスペースを設置したほか、絵本やおもちゃも準備しました。
途中で動きたくなったり泣き出したりした子は、保護者と一緒に遊びながら観覧。年月を経た木の風合いが美しい講堂に、小さい子どもたちのやわらかな声が響きました。
菊池亜希子さん×加瀬健太郎さんトークショー 子育てで大事にしていることは?
東京都豊島区で4日に開かれた「子育てすくすくフェス」では、「そのままでだいじょうぶ」と題したトークショーにモデル・俳優の菊池亜希子さん(40)と、東京すくすくで「お父ちゃん やってます!」を連載中の写真家・加瀬健太郎さん(49)が登壇。5歳と3歳の子を育てる菊池さんと、2~12歳の男児4人を育てる加瀬さんが、子育ての苦労や工夫、パートナーとの関係づくりで心がけていることなどを語りました。
そのうちなんとかなるだろう♪
子育て中に大事にしていることとして、加瀬さんは「その瞬間だけを見たら心配になってしまうようなことも多いが、植木等さんの歌の歌詞のように『そのうちなんとかなるだろう』と思うようにしている」。菊池さんは「本や人の子育てが自分の子にも合うとは限らない。子どもをよく見て、日々模索するようにしている」と話しました。
隣の建物では子ども向けの新聞工作などのワークショップを開き、会場の音声も流しました。1歳と5歳の男の子2人と妻と来場した埼玉県所沢市の高橋佳一(けいいち)さん(36)は「どこに行っても子どもが騒がしくしないか気になってしまうが、今日はみんな同じ状況なので安心して楽しめた。子どもが飽きないようにワークショップがあるのもいいですね」と喜んでいました。
※トークショーの内容や来場者の感想などを後日詳報します。