「#思わず笑っちゃう2022」フォトコンテストで加瀬健太郎賞! 大田さん一家に賞品の撮影会をプレゼントしました

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 「東京すくすく」の開設4周年を記念し、昨秋開催した「#思わず笑っちゃう2022」 フォトコンテスト」。審査員長を務めた写真家の加瀬健太郎さんが選ぶ「加瀬健太郎賞」を受賞した長野県の大田剛史(つよし)さん(38)一家が2023年3月半ばに上京し、賞品として贈られた「加瀬健太郎さんが家族写真を撮影してくれる権」を使って家族4人で写真撮影会に臨みました。
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長野県平谷村から、はるばる!

 長野県の南端にある、県内で一番人口が少ないという平谷村(ひらやむら)を前日に出発し、都内で1泊してから午前10時半スタートの撮影会に来てくれた大田さん一家。剛史さん、妻の奈々美さん(33)、長女の紬麦(つむぎ)ちゃん(3)、次女の時岐(とき)ちゃん(0歳9カ月)の4人で室内の撮影からスタートしました。

 「いきましょか、ハイ!」「あいよ~、つむぎちゃん!!」

 加瀬さんの調子の良いかけ声につられて、最初は硬かった紬麦ちゃんの表情がだんだん緩んでいきます。時岐ちゃんもお母さんに抱かれ、泣くこともなく室内での撮影を終えました。

 屋外での撮影では、ちょうどほころび始めた桜や満開の菜の花を背景に春らしいカットを狙ったり、紬麦ちゃんがすべり台を勢いよく下りてくる瞬間をとらえたり。途中、時岐ちゃんがお昼寝タイムに入るというハプニングもありましたが、家族全員で遊具に座ったにぎやかな写真も撮れました。

 撮影を終えて室内に戻った大田さん夫妻は、応募のきっかけや撮影時のエピソード、日々の子育てについてインタビューに応じてくれました。

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きっかけは瑛太さんのインスタ

―応募のきっかけは?

奈々美さん 私が(俳優の永山)瑛太さんのインスタをフォローしていて、そこで瑛太さんが「加瀬さんのフォトエッセー『お父さん、まだだいじょうぶ?日記』(リトルモア刊)を30回読んだ」と紹介しているのを見て、加瀬さんを知りました。加瀬さんのインスタで「東京すくすく」を知り、すくすくのインスタで夫がフォトコンテストの募集を知りました。

―加瀬さんの本も読まれましたか?

奈々美さん はい。図書館で借りて読んで、ユーモアあふれる子育てに心を動かされました。普段から教育本をよく読んでいる夫に「そんなのより、こういうのだよ、お父ちゃん!」と読むように勧め、自分たちの子育てにも取り入れたいと、あらためてわが家用に購入しました。

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加瀬健太郎賞に選ばれた大田剛史さんの写真。投稿に添えたコメントは「風呂上がり、娘を抱っこしていたら、顔がこんな感じになってました… とりあえず、ムダ毛は処理しておこうかな…」

―加瀬さんがきっかけで、「東京すくすく」を知ってくださったんですね。フォトコンテストでは、なぜあの写真を選んだのですか?

剛史さん フォトコンテストは、僕が昔の写真を探して、1枚だけインスタに投稿しました。 

 当時まだ1歳3カ月だった紬麦を僕が抱っこした時に、妻が撮った写真です。僕の裸の胸にほっぺたをくっつけて微妙な表情をしている紬麦が偶然撮れた写真だったんですが、それが逆にいいのかなと思って選びました。2019年の9月に、当時住んでいた東京から引っ越そうと、今住んでいる平谷村を下見に行った時に泊まった名古屋のホテルで撮った写真なんですよ。受賞の連絡を受けたときは、「いたずらじゃないかな?」とまず思いました。

「東京を出ないと夫が倒れる」

―第1子の紬麦ちゃんが生まれた後に、東京から長野に移住したのですね。

剛史さん 子どもと一緒に過ごす時間をつくりたくて移住を決めました。当時、僕はテレビの制作会社で働いていたんですが、勤務時間が長くて不規則な上に、プレッシャーも大きい日々でした。家にいて子どもと遊んでいても、仕事のことが頭から抜けないんです。切り替えができず、妻とも何度もけんかしました。

奈々美さん 良くない方向に行ってる、思い切って東京を出ないと夫が倒れてしまうと思っていました。

剛史さん 都内で転職するより環境を変えようと、妻も僕も好きな南信州(長野県南部)を探し、平谷村に決めました。ちょうど募集していた「地域おこし協力隊」に応募し、3年間の任期で赴任しました。村の教育委員会に所属して、「ひらひら平谷」という主に小学生が放課後に遊びに来て過ごせるみんなの居場所を運営しています。大人も集まれるスペースです。

 移住して暮らしがだいぶ変わりました。子どもとの時間が増えました。収入は減ったけれど支出も減ったので、やっていけています。

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奈々美さん 午後5時半には帰宅してくれるので、2人で子育てをできる時間が増えて、私も穏やかに過ごせるようになりました。2人で育てている、と感じられるのは大きいです。

夫は「観察」、妻は「いいよ」

―子育てで大事にしていることを教えてください。

剛史さん よく観察するのが大事だと思っています。何が好きか、どんなことをやっている時が生き生きしているか。観察することで見えることがたくさんあります。

奈々美さん いつも子どもに「ちょっと待って!」って言ってしまいがちだったのですが、心ではそう思っていても、とりあえず「いいよ」と言って受け止めるようにしています。そうすると子どもは「やってはくれるんだな」と思うようで、すぐに相手をしてもらえなくても「イーッ!!」とならなくなりました。

 子育てをしていて楽しいことや幸せに感じるのは、子どもがケラケラ笑っている時です。ケラケラ笑っている姿を見ると「この子をこれからも笑わせたい!」と、面白いことをしたくなります。忙しい時もできるだけ子どものやってほしいことに付き合ってあげようと思います。

撮影会を終えて

 インタビュー後、持参した加瀬さんの著書にサインをしてもらっていた大田さん一家。加瀬さんが翻訳した絵本「ファーガス どーこだ?」を手にして「ファーガス、どーこだ?」と絵本の文章をそらんじる紬麦ちゃんの姿に、加瀬さんが「おっちゃんうれしいな~」と目を細めていたのが印象的でした。最後は加瀬さんとハイタッチまでした紬麦ちゃん。すっかりやわらかくなった表情の紬麦ちゃんを、加瀬さんが再びカメラを取り出して撮っていました。

 加瀬さんはフォトコンテストの審査にあたり、応募開始時から投稿された写真をこまめにチェックし、審査会前に家族で入選候補作を選んできてくれていました。大田さん夫妻へのインタビュー中、横に座りながらひたすら静かに照れていた加瀬さんですが、「いやあ、いい人の写真選んだなあ~」とうれしそうにしていました。

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 すくすく開設5周年を迎えるこの秋も、フォトコンテストを開催する予定です。ぜひ、今からお子さんたちの一瞬を撮りためておいてくださいね。
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