〈こどもの日特集 2024〉子どもと話してみたい、やってみたい!を集めた記事10選

 子どもといつも、どんな話をしていますか? 何をしていますか? 5月5日の「こどもの日」に合わせ、子どもと過ごす時間のヒントになるような記事10本を「東京すくすく」の記者たちが準備しました。取材のテーマは、記者たち自身が日々子どもと関わる中で気になっていること。子どもの遊び、子どもを信じるということ、子どもと考える憲法、子どもと一緒に開きたい本…。気になるタイトルの記事が、子どもとみなさんの、より豊かな時間につながりますように。


◆スポーツコラム〈アディショナルタイム〉侍ジャパン前監督・栗山英樹さんの人を育てるアドバイス

 子どもの試合を見に行ってはやきもきし、「見守るって難しい」と感じてきた谷野哲郎記者が、昨年3月の野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本を優勝に導いた前日本代表監督の栗山英樹さんにインタビュー。不調の選手に注ぐ目線や、「どうしたら、大谷選手のようになれますか?」という問いへの答えに注目です。子どもたちも子育て中の人たちも、今日から実践できる内容です。

(1)子どもの力をぐっと引き出す「信じ切る力」とは(5月5日公開)

(2)「どうしたら大谷選手のようになれますか?」意外な答え(5月5日公開)


◆〈子どもと学ぶ日本国憲法〉弁護士・伊藤真さんに聞く

 小中学生の子どもから憲法について聞かれ、答えられなかった今川綾音記者が「そもそも憲法って?」というところから取材しました。知っているようで知らなかったことばかり。学校で学ぶ憲法とは違う、新鮮な切り口にわくわくしました。

(3)①憲法と法律の違いって? 「誰が何のために守るルールか」が異なります(5月1日公開)

(4)②憲法で一番大切な条文は? 「子どもの生き方」とも深く関係します(5月2日公開)

(5)③平和をうたう9条 世界の現実とのズレをどう受け止めればいいの?(5月3日公開)


◆【新連載】子どものあと

 子育て中の方に、これまでの歩みを振り返っていただくコーナーです。「あと」は、子どもが残した「跡」。暮らしの中で生まれた子どもの足あとや痕跡を写真で紹介しながら、子育てで大切にしていることや、思い出深いできごと、「あの時、こうしておけば良かった」という苦い思いや、大変だった頃の自分に向けたメッセージを記録します。第1回は、男の子2人を育てているハルカさんに聞きました。

(6)〈1〉よく泣く子だった長男 あの頃、チーズが私のお守りだった(5月4日公開)


◆子どもと読みたい本・絵本

 かこさとしさんも手塚治虫さんも、大人たちの世代が子どもの頃から親しんできた作家です。絵本担当の長壁綾子記者も、そうした大人の一人。かこさんや手塚さんの思いを継いだ編集者や絵本作家の手によって、また違った形で作品が世の中に出ました。子どもと一緒に開いてみてはいかがでしょう。

(7)かこさとしさんが亡くなる1カ月半前に編集者に託した「童話集」10巻刊行 子どもたちへ伝えたかったことは(4月27日公開)

(8)手塚治虫の「火の鳥」が初の絵本化 作者の鈴木まもるさん「生きる喜びを伝えたい」(5月1日公開)


(9)親がつい「やめて」と言いたくなる遊びも、実は子どもの「探究」です 自由な発想を受け止める遊び場に行ってみた(5月5日公開)

 子どもは0歳から自由な遊びの中で、無意識に「探究」を重ねていると言います。見守りたいと思いつつ、年齢を重ねるごとに増える「ダメだよ」…。子どもの「やりたい」を尊重する遊び場を、3歳児を育てる浅野有紀記者が訪ねました。


(10)登校渋りをいつの間にか乗り越えた娘 子どもは自分のタイミングで翼を広げていく(5月7日公開予定)

 記者コラム「すくすくノート」です。小学校に入学して間もない娘が、朝になると「おなかが痛い」と言い、登校を嫌がるようになってしまったー。「行かなくていいよ」という言葉をかけてあげられなかった6年前を振り返り、今の思いをつづります。

 こどもの日を前に、「東京すくすく」の紹介ページもリニューアルしました。記事を書いている記者それぞれが関心を持っているテーマや過去に書いた記事の一覧も載せています。

 子育てに関わるみなさんが、ほっとできて、不安やモヤモヤを分かち合える場に。そして、役に立つ記事や、今よりも少し視野が広がる記事が出会える場に。子どもを育てるという営みが尊重され、安心して子育てができる社会を、みなさんと一緒に目指して行きます。