りゅうちぇるさんインタビューに反響 不登校を経験した家庭からも
小林由比 (2021年2月16日付 東京新聞朝刊)
学校に行きたくない、行きたいけれど行けない、という子どもがますます増えています。文部科学省の調査では、2019年度に小中学校を30日以上欠席した児童生徒は18万人以上。不登校はだれにとっても身近なテーマです。
「批判する人は、まだ自分を見つけられない人」
タレントりゅうちぇるさんも中学生のころ学校を休んでいた時期があるそう。体験を交え、学校に悩む子たちへのメッセージを伝えたインタビュー記事には、共感の声が寄せられています。
「自分の命を自分が守っていると思うよ。すごい勇気なんだよ!」と、いじめが原因で学校に行けない子への呼び掛けのほか、「自分にうそはつかず、正直に生きてください。それを批判する人はまだ自分を見つけられない人。臆せずに堂々と振る舞って」という投稿もありました。
「遠回りでも、必ず居場所は見つかる」
「スクールカーストって本当に残酷非道。子どもにとってはそこしか知らないから逃げようがないんだよな。いじめはなくならないだろうけど、そこから逃れる行き場も作らなきゃ」。こう書き込んだ方は、教育の多様化を早急に進めるべきだと指摘しています。
今はそれぞれの道を歩む娘2人に不登校の経験があるという女性は、「出掛けたり、料理をしたり何げない日々を送りながら娘のそばにいました」と述懐。「遠回りながらも必ず居場所や進みたい方向は見つかります」と今悩んでいる家庭にエールを送っています。