杉浦太陽さん×産後クライシス(8)きょうだいゲンカは「ガチ以外なら子どもの世界で解決!」
Q8.きょうだいゲンカはどう対応していますか?
◇子育て世代が気になるテーマについて、4児の父であるタレント・俳優の杉浦太陽さん(41)と一緒に考えます。複数のお子さんを育てる、東京都の30代後半のお母さんからの質問です。
子どもたちのケンカの仲裁がすごく大変です。4人もお子さんがいると、日々、きょうだいゲンカだらけではないですか?
→お子さんたちのケンカには、どのように対応していますか?
仲裁はキリがない 眺めてみると…
杉浦太陽さん 男3人なので、「誰かが蹴った~」「誰かが物投げた~」というのは毎日のことです。「投げちゃだめよ」とは言うんですけど、よっぽどのケンカじゃないと仲裁には入らないですね。
今川綾音記者 取っ組み合いのケンカに発展したら?
杉浦さん 取っ組み合いしたら「お~い」って止めて、「どっちが悪い?」「なにしてんや」と両方謝らせるか、僕か妻のどちらかがカミナリ落として、もう1人がなぐさめる。2人同時に怒らないとか、いろいろ考えてはいますけど、男の子同士の毎日のケンカに仲裁入ったらキリがないですよ。
今川 そうですね、うちも5分に1回ケンカしてるんじゃないかなと。
杉浦さん でも、遊んでケンカするほど仲がいいって言いますし、眺めてみると子どもの世界がある。弟が「パパ、兄ちゃんが殴った~」「蹴った~」と泣くと、お兄ちゃんが「ごめんごめん」と言って、「あ、謝ってるやん」「泣いてたのにもう笑ってるやん」となったり。だから、お互いの気持ちのずれから生じるガチゲンカ以外は、子どもの世界で解決させてます。
子ども同士で「解決のすべ」を学ぶ
谷岡聖史記者 僕自身も4人きょうだいで育ちました。思い返してみると、あんまりケンカの仲裁ってされなかったような気がします。ケンカしても、ほったらかしにされて、なんとなく子ども同士で解決のすべを学ぶ。
杉浦さん 学んでいきますよね。
谷岡 やりすぎたらいけないな、とか、どこかで学習していたなと思います。
今川 ケンカさせて、ケンカのやり方を習得させるっていい考え方ですね。
杉浦さん きょうだいが多いからこその学び方かなって思うし、いつのまにか「お兄ちゃんにはかなわない」「弟はかわいいんだ」という気持ちが出てくる。
今川 手加減したり。
杉浦さん そうそう。一番下は思いっきり殴るけど、お兄ちゃんはシュッて受け流すんですよね。
谷岡 なんとなく、手加減の仕方も身につけていく。
杉浦さん そう。見てると楽しいですよね。
今川 楽しんじゃうんですね。見てる方も。