絵本「くっついた」の原画など展示 「三浦太郎展」板橋区立美術館で
長竹祐子 (2022年11月29日付 東京新聞朝刊)
代表作「くっついた」(こぐま社)などデザイン性のあふれる絵本が人気の絵本作家、三浦太郎さんの展覧会「三浦太郎展 絵本とタブロー」が板橋区立美術館(赤塚)で開かれている。来年1月9日まで。
原画や初公開のスケッチなど330点
三浦さんは愛知県西尾市出身。同館で毎年開催している「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を観覧したのを機に、絵本創作を始めた。2001年、そのボローニャでの国際的な絵本原画コンクールに初入選後、数々の絵本を出版。多言語に翻訳され、世界中の子どもに親しまれている。
展示では、「くっついた」や「ちいさなおうさま」(偕成社)など絵本の原画やタブロー(絵画作品)、初公開の風景スケッチなど330点が並ぶ。
会場で三浦さんは、「まさにこの場所から、絵本づくりがスタートした」と感謝の言葉を口にした。
午前9時半~午後5時。月曜と年末年始休館。(1月9日は開館)。一般650円、高・大学生450円、小中学生200円。