夏休みの自由研究で「省エネ」に挑戦 電気・ガス・水道の節約効果をメーターで確認&グラフ化してみよう

(2021年7月1日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 コロナ禍でステイホームの時間が増え、電気やガス、水道などの「光熱費」がかさんでいる家庭も多いのでは。長期予報によると今夏も高温傾向が続く見込みで、冷房のための電力使用量も増えそうだ。間もなく夏休み。親子で楽しく省エネにチャレンジしながら、節約にもつなげたい。 

設定温度と行動を変えて記録し”見える化”

 親子向けの省エネプログラムを教えてくれたのは、東京ガス都市生活研究所主幹の三神彩子さん。学識経験者らでつくる「省エネ教育プログラム検討委員会」の委員の一人で、「夏休みの自由研究にもぴったり」と実践を呼び掛ける。

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三神彩子さん

 まずは電気、ガス、水道の各メーターが家のどこにあるか確認し、週に1回、各メーターの数値を記録していく。同じ曜日、できるだけ同じ時間帯にチェックしよう。三神さんは「計測する期間を合わせることで、1週間分のデータを比較できる」と説明する。

 最初の1週間はこれまで通りに過ごす。2週目から省エネ行動=下の表=に取り組み、「台所の給湯の設定温度を(最低温度に)下げる」「お風呂の設定温度を下げる」など8項目の機器の設定変更を行う。3週目から「毎日の行動」もプラス。「使っていない場所の照明を消す」「お風呂のふたはこまめに閉める」などを実践する。

表 夏休みに親子でチャレンジ 省エネ行動のリスト

 各週の数値を日割りし、1日当たりの使用量をグラフ化。省エネ行動で、どれだけ節電や節水などができるかを「見える化」できる。検証結果を感想シートや手作り新聞などにまとめれば立派な自由研究になる。「夏は豪雨や猛暑など気候変動を意識しやすい季節でもある。いま一度、普段の行動を見直すきっかけにしてほしい」

「省エネ教育プログラム」CO2を5%削減 

 省エネ教育プログラム検討委員会は、気候変動や持続可能な開発目標(SDGs)の問題について学校教育の場で考えてもらおうと、東京ガス都市生活研究所などの呼び掛けで2017年に発足。二酸化炭素(CO2)排出量削減などに貢献できる省エネ教育プログラムを開発した。

 プログラムはこれまで東京都や愛知県など全国の小中高校など計84校で実践された。家庭でのCO2排出量を約5%削減できることも実証研究で確認され、「プログラム終了後も省エネ行動を続ける子どもが多い」などと教育効果も持続しているという。

 今回教わったプログラムは、東京ガスのホームページで小学4~6年向けの自由研究のアイデアとして公開中。ダウンロードして記入可能なワークシートや省エネ行動をまとめたシートなどが紹介されている。

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