スポーツ大会が次々中止に… 子どもへの声掛け アスリートの言葉をヒントに
小林由比 (2020年7月7日付 東京新聞朝刊)
新型コロナウイルスの影響で、春から夏にかけて子どもたちのスポーツ大会が次々と中止に。そんな中、すくすくで定期掲載しているコラム「アディショナルタイム」で、6月下旬に「コロナ禍でスポーツ大会が中止 目標を失ってしまった君へ 松井秀喜さんの流儀」を公開しました。
大リーグでも活躍した松井さんが、予測できない壁に直面したときどう考えるのか。「自分がコントロールできないことは一切考えないようにしています」と答えてくれたエピソードに、「励まし方が分からなかったが、こういう考え方もあると(息子に)教えてあげたい」「親である私にもためになる言葉」などのコメントが寄せられました。
コラムは運動取材歴30年以上の谷野哲郎運動部長が書いています。一斉休校が続いた4月には「野村克也監督の教えに学ぶ、子どもの叱り方」で、「選手のミスは絶対に叱っちゃいかん」「手を抜いたときだけ叱る」といった野村さんの姿勢を紹介。同記事で「ミスターラグビー」こと平尾誠二さんがリーダーの条件として語った「媚(こ)びない、キレない、意地を張らない」という言葉に触れた読者からは「リーダーシップと教育、子育ては基本が同じ。多くのパパ、ママに知ってもらいたい」との反響も。
日々のニュースには盛り込めないけれど、記者の心に残った言葉やエピソードも発信し、子どもと向き合うヒントにしてもらえたらと考えています。