「自閉症の息子へ」記事が反響 みなさんのコメントを読んで…神戸金史さんからメッセージ
自閉症の息子を育てる元毎日新聞記者で、RKB毎日放送(福岡市)東京報道部長の神戸金史(かんべかねぶみ)さんの講演の様子を紹介した記事「自閉症の長男を育てる記者の思い『息子よ。そのままで、いい。』」には、2018年9月の記事公開以降、「涙なくしては読めなかった」「気持ちが楽になった」など多くの反響をいただいています。神戸さんにみなさんからのコメントを読んだ感想を寄せていただきました。
障害を持つ家族ととともに、それぞれ紡いできた思い
東京新聞さんの記事は2年以上前に掲載されたものですが、記事を転載した東京すくすくのページには今もコメントを寄せる方が続いていると聞きました。ありがとうございます。
掲載されているものを読んでみました。人それぞれの障害があって、家族の状況もいろいろなんだ、と改めて思いました。
相模原市での障害者殺傷事件の3日後、私がFacebookに書いたのは、第1子を授かってから考えてきた、とても個人的な思いです。長男に障害がある現実、それを受け入れられない内心、17年かけて受容してきた過程を文章にした、極めて個人的なものにすぎません。でも、だからこそ私にしか書けないものだ、とも言えます。
この子の成長とともに、私は父となりました。
みなさんのコメントには、障害を持つ家族とともにそれぞれ紡いできた思いが込められています。投稿された後も、その思いはさらに月日を重ねて紡がれていく。それは、家族の唯一無二のストーリーなのだ。コメントを読み、そんなことを考えていました。
【東京すくすくラジオ】サイト開設1周年の2019年9月にあわせて記者がつくった音声コンテンツです。記事を書いた原田記者が、取材の裏話や神戸さんのその後、コメント欄に寄せられた声への感想を語っています。
元記事には多くのコメントをいただいており、編集チームでも一つ一つ大切に読ませていただいています。ご自身の子の障害を受け入れるまでの心の揺れや、日々の苦労、そして子どもをかけがえのない存在だと感じる気持ち…。もし、直接お話を伺うためにご連絡したり、コメントを記事として紹介の中で使ってもいい、という方がいらっしゃいましたら、こちらの問い合わせフォームに感想や思いを書いていただけたらと思います。(東京すくすく編集チーム)
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