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みんなで読む「まわしよみ新聞」 横浜市神奈川区の子育て支援事業「すくすくかめっ子」で体験会

鈴木賀津彦 (2019年7月31日付 東京新聞朝刊)
 子育て支援は新聞を使った語り合いワークから-。横浜市神奈川区の子育て支援事業「すくすくかめっ子」活動の方面別交流会が今月、菅田地域ケアプラザなど区内の子育て拠点で4回開かれた。新聞記事を読み合って世代を超えたコミュニケーション活動を深めようと、本紙記者をコーディネーターに「まわしよみ新聞・編集長講座」と銘打ち実施した。 

新聞記事を使って対話を楽しむ「すくすくかめっ子方面別交流会」の参加者たち=いずれも横浜市神奈川区で

地域の子育て支援者、行政関係者などが参加

 「すくすくかめっ子」は、地域ぐるみで子どもを見守り育てる同区独自の「親子のたまり場」活動で、地域の人たちや親子同士が一緒になって仲間づくりを広げている。来年で発足から20周年を迎える。

 毎年7月に各地域の支援者の「すくすく子がめ隊支え手さん」や、保育士、保健師など子育ての行政関係者なども参加して、方面別に情報交換する交流会を開いている。今年は「どこでも、誰とでも、楽しい、新聞を使った!話し合いワーク」をテーマに、毎回30人近くが参加した。

気になった記事をグループでまとめよう

 「まわしよみ新聞」は、グループで新聞を読み合った後に、気になった記事などを紹介しながら意見交換し、その内容を壁新聞のようにまとめる「対話活動」。4、5人のグループごとに「すまいるにゅーす」や「エールをおくろう新聞」「今を生きる新聞」などのタイトルをつけたユニークな新聞が出来上がった。

出来上がった「まわしよみ新聞」をみんなで発表

 参加者からは「新聞は1人で読むのでなく、みんなで読むものと気付いた」「いろいろな考え、見方に新しい発見があり、楽しかった。地域で生かしたい」「同じ記事でも見方が違うのが分かり、家族でも近所でも、向きあった相手を知るのにいい」「知らない人とすぐに打ち解けられて楽しかった」などと感想が出た。保育園長からは「保育園でも広めたい」との声も。

 交流会を「まわしよみ新聞・編集長講座」として企画した同区地域子育て支援拠点「かなーちえ」の施設長、塚原泉さん(59)は、「対話の場づくりを盛り上げるのに、新聞がこんなに力を発揮するなんて、体験して大発見でした。世代を超えたコミュニケーションに最適な新聞を、もっと地域で活用したい。次は参加者が『編集長』になって『新聞遊び』をさらに工夫していきたい」と話した。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年7月31日