〈えほん〉「火山はめざめる」作・はぎわらふぐ 監修・早川由紀夫 

長壁綾子 (2019年9月27日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
写真

(長壁綾子撮影)

 その火山はふだん眠っているが、ときどき目を覚ます。長野県と群馬県にまたがる浅間山で昭和、江戸、平安の各時代と2万5000年前に起きた、四つの噴火を取り上げる。火口から流れ出す溶岩、大砲を撃つような爆発、危険な火砕流-。同じ火山でも違う種類の噴火をする。

 地質学と歴史学の視点も取り入れ、精緻な絵で噴煙の迫力、そこで暮らす人々の当時の生活風景を表した絵本。

 恐ろしいけれど、大自然の営み。火山が埋め立てた土地の上で、私たちは暮らしていると実感する。

 1620円。福音館書店=電03(3942)1226。

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