〈えほん〉「きりみ」え・ぶん 長嶋祐成(ゆうせい)

(2018年9月7日付 東京新聞朝刊)
写真

長壁綾子撮影

 塩焼き、煮付け、みそ煮、フライ-。食卓に切り身で並ぶのはどんな魚で、私たちが食べているのはどの部分?

 ぴかぴかだったり、青かったり、赤かったり、大きかったり、細長かったりと魚の姿はさまざまだ。生態や生息地などの情報は図鑑のよう。さばかれた状態の絵も精細で、つい見入ってしまう。

 焼いたり、煮たり、揚げたりと、料理になるとまたおいしそう。

 著者は魚譜画家。初めて手がけた絵本という。普段、何げなく買い物しているスーパーの鮮魚売り場が、発見に満ちた場に思えてくる。

 1458円。河出書房新社=電話03(3404)1201。

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