〈23区の新年度予算案から〉葛飾区 妊婦健診の公費補助や多胎児世帯の支援を拡充

佐藤航 (2023年2月8日付 東京新聞朝刊)
〈2023年度予算案〉葛飾区は、人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(こち亀、集英社)をテーマにした観光施設(亀有3)の建設工事に着手する。3億4000万円を計上し、5階建ての建物の建設や展示物制作を進める。開業は2024年度を予定。「こち亀」の世界観を体験できる展示を計画しているという。子育て関連では、妊婦健診の公費補助拡大や多胎児世帯への支援を進める。

多胎児用ベビーカー購入に補助金

 子育て支援では、妊婦健診の超音波検査の公費補助を拡大。これまでは1回5300円の公費負担で2回まで補助していたが、4回(双子などの多胎妊娠は6回)まで補助する。また、3歳未満の多胎児を育てる世帯には、多胎児用ベビーカーの購入やレンタルの費用として、1世帯当たり最大3万円を補助する。

 すでに発表しているサッカー専用スタジアム建設の構想を巡っては、特別会計に用地取得費の約350億円を盛り込み、測量等委託費など関連費用の約3000万円を一般会計に計上。青木克徳区長は完成時期について、「5、6年で実現できたらという希望的観測はあるが、現実的には難しいかもしれない」と話した。

 一般会計は、10月に開設予定の区児童相談所の整備や子育て・出産支援の充実などに伴い、過去最大になった。

表 葛飾区予算案の目的別歳出

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年2月8日

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