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14歳の息子がいじめ自殺 母が伝えたい「夏休み明けの異変に気づくために」

石川修巳 (2019年8月15日付 東京新聞朝刊)
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「子どもの異変に気づくきっかけにしてもらいたい」と語る篠原真紀さん=川崎市麻生区で

 夏休み明け前後に多くなる子どもの自殺を防ぐため、わが子を自殺で亡くした遺族らが8月18日、「夏休み明けの子どもの異変に備える」と題したシンポジウムを川崎市幸区で開く。9年前に次男を亡くした篠原真紀さん(53)=同市麻生区=は「なぜ異変に気づいてあげられなかったのか」と苦しい胸の内を明かして、救える命があると訴える。

いじめられる友人をかばい、自分も標的に

 主催するのは、篠原さんが役員を務める一般社団法人「ここから未来」(大貫隆志代表理事)。多摩区の市立中学3年だった次男、真矢(まさや)さん=当時(14)=の自殺を巡って、市教委の調査委員会メンバーだった渡辺信二さん(現・市立東菅(ひがしすげ)小学校総括教諭)らが基調講演する。篠原さんはパネル討論に登壇する。

 「俺は、『困っている人を助ける・人の役に立ち優しくする』それだけを目標に生きてきました。でも、現実は人に迷惑ばかりかけ、○○(友人の実名)のことも護(まも)れなかった…」

 2010年6月。真矢さんの遺書には、そうつづられていた。その後の調査で、いじめに遭った友人をかばううち、自らも「いじり」と称されるいじめを受けていたことが判明した。

 「まさか死を意識していたなんて、みじんも思わなかった。今もすごく悔しくて」と篠原さん。

「いじめが許せない」と泣いたあの時に…

 真矢さんが突然、ボクシング漫画「あしたのジョー」に出てくる死のシーンを話題にした時、そして「友人へのいじめが許せないんだ」と泣きながら訴えた時…。「もしあの時、もう1歩も2歩も踏み込んでいたら、助けてあげられたかもしれないのに」

 篠原さんは自分の名前から1字取り、「自分の思ったことを真っすぐ貫いて」との願いも込めて「真矢」と命名したという。「だから私も、『困っている人を助ける、人の役に立ち優しくする』というわが子の思いを継いで、いじめをなくしたい」と話している。

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8月18日開催のシンポジウム「夏休み明けの子どもの異変に備える」のチラシ

◇8月18日に川崎でシンポジウム

 シンポジウムは8月18日午後1~4時、JR川崎駅西口のミューザ川崎シンフォニーホール研修室1。定員は先着90人。資料代1000円。申し込みは、ここから未来=ファクス03(6320)4897、電子メール=coco-info@cocomirai.org=へ。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年8月15日