高専生と一緒に親子でプログラミングに挑戦! 論理的な思考の積み重ねでロボットを動かそう

子育て世代がつながる

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 2020年度から始まるプログラミング教育に先立ち、東京新聞では「全国高等専門学校プログラミングコンテスト」で受賞実績を持つ、東京都立産業技術高等専門学校と10月27日に「プログラミング的思考を学ぼう!」を共催しました。ものづくり工学科 電子情報工学コース 准教授の福永修一先生が講師となり、アシスタントを務める5人の高専生のサポートを受けながら、読者から選ばれた14組の親子がプログラミングに挑戦しました。

自分でプログラムを作り、ロボットを動かす

 パソコンのソフトを使ってプログラミングをしていきます。それぞれの親子が、自分達の作ったプログラムでロボットが動く面白さに夢中になり、和気あいあいとした雰囲気で進行しました。はじめは保護者が子どもに教える姿が目立ちましたが、段階が進むにつれて難易度も上がっていき、近くに悩んでいる子どもがいると、先にプログラムを完成させた子どもが積極的に教えにいく姿も。ロボットがうまく動かなかった子どもが2回目で成功すると、教室中から拍手が起こり、参加者全員が一体となって楽しく学んでいました。

 イベントの最後に、「今日学んだプログラミングをうまく応用していけば、AI(人工知能)のように複雑な動きが可能なロボットを作ることもできる」という福永先生のお話を、期待に満ちた瞳で聴く子どもたちが印象的でした。

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失敗しても「リベンジ!」 自ら考えて挑戦

 今回、プログラミングを体験した川嶋勇璃さん(東京都荒川区)は、以前からプログラミングを体験していたそうです。参加した感想を聞いてみると、「楽しかった。プログラミングも難しくなくて、うまくできた」と順調に進められた様子。ロボットを動かして失敗しても、再び自分でプログラミングし直し、「リベンジ!」と積極的に挑戦していました。

 また、野瀬琢実さん(東京都東村山市)は、イベントの告知が出るほんの少し前にプログラミングに興味を持ち、参加。「自分で考えてロボットを動かすことが楽しい」と、プログラミングに興味津々。一緒に参加したお父様も「自分なりに考えてプログラミングしていて凄いと思います」と、感嘆している様子でした。

 「ちょっとだけ難しい。でも、教えてもらってちゃんとできた」と笑顔を見せてくれたのは、最初のプログラミングでうまくロボットが動かなかったという鈴木琴子さん(神奈川県川崎市)。アシスタントの高専生に教えてもらって再チャレンジし、無事成功。

 関田知輝さん(東京都北区)のお母さんは、「子どものほうが覚えが速くて、私よりも詳しい。教えてもらいながら参加しています」と、我が子の成長に嬉しそうな笑顔を浮かべていました。

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「文系も理系も、論理的思考力は必要です」

 小学生の段階からプログラミング的思考を育む重要性について、講師の福永先生は、「文系、理系に関係なく、基礎として論理的思考を身につけることはとても大事なことです。実際、論理に従って物事を考えなければならないことは、文系も理系も変わらず存在しますから。むしろ、これまで直感型だった文系の世界にこそ、論理的なプログラミング的思考を取り入れていくべき」と強調します。

 子どものプログラミング的思考をサポートするための保護者へのアドバイスとして、「子どもの些細な疑問でも、『いいからこれはこうだ』と答えを押し付けるのではなく、『じゃあ一緒に調べてみようか』と、子ども自身で解決する手助けをしてあげてください。また、子どもが何かに失敗しても否定しないこと。失敗を恐れずに挑戦し続ける心も、プログラミング的思考を育む大切な要素です」と語りました。

 純粋な好奇心に寄り添うことが、子ども自身が考えることの楽しさに気づく第一歩になるのかもしれません。

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東京都立産業技術高等専門学校(品川キャンパス)

今回、「プログラミング的思考を学ぼう!」にご協力いただいた、東京都立産業技術高等専門学校は、次代を切り開くものづくりのスペシャリストを育成しています。高専ならではの5年間一貫教育の中で、科学技術や電子工学など、それぞれのコースの実践的な知識と技術を習得。近年の実績として、「全国高等専門学校プログラミングコンテスト」の第28回大会・競技部門での優勝と、今年開催された第30回大会・課題部門にて、スマホでの放牧牛管理システムを発表し、特別賞とNICT賞を受賞しています。

共催:東京新聞・東京都立産業技術高等専門学校 

協力:方正東京カルチャーセンター創元社

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