ブラバン部員に響け!プロの音色 「自主練に役立てて」コロナで部活中止の中高生にコンクール曲 小平の財団が動画配信

服部展和 (2020年3月27日付 東京新聞朝刊)
 新型コロナウイルスの影響による部活動の休止を受け、東京都小平市の市文化振興財団は市内の吹奏楽部の中高生を元気づけようと、全日本吹奏楽コンクールの中高生の課題曲をプロの楽団が演奏した動画を制作した。27日から無料で配信し、自宅などでの練習に役立ててもらう。
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全日本吹奏楽コンクールの課題曲を演奏する東京吹奏楽団=小平市で(市文化振興財団提供)

ブラバン盛んで例年、優秀な成績… 今春は定期演奏会も中止

 小平市内の中学、高校は吹奏楽部の活動が盛んで、毎年のコンクールで優秀な成績を収めている。ところが新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休校となり、部活動も休止。25~31日に予定されていた定期演奏会「ルネこだいら吹奏楽フェスティバル」も中止となった。そこで、個人での練習を余儀なくされている生徒たちに向け、動画を配信することにした。

 東京吹奏楽団の協力を受け、団員約40人が演奏を担当し、市内で収録した。1曲あたり3~5分間の「トイズ・パレード」「僕らのインベンション」など課題4曲とともに、指揮者の福本信太郎さんによる各曲のワンポイントアドバイスを動画に盛り込む。

「夏以降のコンクール目指して頑張って」 市民以外も視聴可

 夏に都のコンクール、秋には全日本のコンクールが控えており、財団の担当者は「動画を見ながら出場を目指して頑張ってほしい」と話している。

 ケーブルテレビのジェイコムが提供する地域情報アプリ「ど・ろーかる」をスマートフォンなどにインストールして視聴する。小平市民でなくても利用できる。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年3月27日

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