大坂なおみは小学生の時から完璧主義だった NYの恩師が明かすエピソード

赤川肇 (2018年9月24日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 4大大会の全米オープンで初優勝して日本中を沸かせたテニスの大坂なおみ選手。東京都立川市で23日に行われた東レ・パンパシフィック・オープン決勝では敗れたが、多くのファンを楽しませた。大坂選手が通った米・ニューヨークの小学校の恩師らからは、子ども時代から大坂選手が「輝く星」だった、との声が上がっている。
写真 オルデン・テラス小学校のウォーフィールド校長。校内には、大坂選手の全米オープン制覇を祝う言葉や写真が掲げられた

オルデン・テラス小学校のウォーフィールド校長。校内には、大坂選手の全米オープン制覇を祝う言葉や写真が掲げられた

「クラスのシャイニング・スター」

 大坂なおみ選手が通った小学校が米ニューヨーク市郊外にある。テニスだけでなく勉学にも熱心な「クラスのシャイニング・スター(輝く星)」だったという10数年前の姿を、担任教師らは鮮明に覚えている。

 マンハッタンの東25キロ、緑豊かな住宅街にあるオルデン・テラス小学校。3歳で大阪から米国に移り住んだ大坂選手が、フロリダ州に引っ越す3年生まで過ごした母校だ。

 自らを「完璧主義タイプ」と語る大坂選手。2年時の担任ヘレン・ソリン先生は「いつも細かく丁寧に色を塗ろうとしていたのを覚えているわ」と振り返る。

人物伝に選んだのはセリーナ選手

 3年時に担任したミシェル・バレンチノ先生は、大坂選手が人物伝を調べる課題で、既に世界女王だったセリーナ・ウィリアムズ選手を選んだ記憶がある。「図書室に通って、立派なリポートを仕上げた。何ごとにも熱心に一生懸命取り組む子だった」。クラスでは、大坂選手が折り紙を披露したり、母の環(たまき)さんが紹介した日本の歌をリコーダーで合奏したりもした。

写真 小学3年生の時、クラスで折り紙を実演する大坂選手

小学3年生の時、クラスで折り紙を実演する大坂選手=提供写真

 当時校長だったエイミー・ブキャナンさんによると、父レオナルドさんは「いつか有名な選手になるはず」と“予言”。より良い練習環境のため転居の必要があると話したという。ブキャナンさんは「居心地の良さを捨てて夢を追い、実現する。子どもたちに素晴らしいお手本を見せてくれた。私自身も刺激を受けたわ」と声を弾ませる。

 セリーナ選手を破り全米オープンを制覇して以来、児童らは「ナオミもこの教室にいたの?」と興味津々だ。シャウニー・ウォーフィールド校長は、大坂選手を母校に招こうと考えている。「彼女が来て、子どもらが質問する。素晴らしい経験になるはずよ」

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