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企業主導型保育所を少子化担当相が視察 「保育の質を確保しながら広めたい」

(2019年1月18日付 東京新聞朝刊)
 宮腰光寛少子化対策担当相は17日、東京都杉並区の企業主導型保育所「すぎこっこ保育園」を視察した。企業主導型は政府が待機児童対策の切り札として導入したが、休園や定員割れが相次ぎ、内閣府で見直しを検討している。宮腰氏は視察後、記者団に「今後は質を確保しながら広めることが課題だ」と述べ、認可保育園並みの基準も視野に保育の質の向上を図る考えを示した。

園児に離乳食を食べさせる宮腰光寛少子化対策担当相=東京都杉並区の「すぎこっこ保育園」で

運輸業の杉並交通「人手不足の業界なので、助かっている」

 同園は、同区で運輸業と福祉事業を手掛ける「杉並交通」が2016年10月に認可外保育施設として設置。翌年4月から企業主導型へ移行した。

 保育室は社宅の一室を改装した約60平方メートルで、ゼロ~2歳児を10人預かる。常駐スタッフ4人のうち調理以外の3人は全員保育士と手厚い。宮腰氏は園児らに離乳食を食べさせ、「友達がいるから(視察で)人がたくさんいても落ち着いているね」と話しかけた。

 開設当初は、工事費、運営費ともに全額企業負担のため、保育料は7万~8万円と高額だったが、企業主導型として公的補助を受ける現在は2万~3万円と認可保育園並みになった。杉山錬秀(れんしゅう)社長は「女性社員は出産後の復帰の際に預け先がなくて困っていた。人手不足の業界なので、この制度を活用できて助かっている」と記者団に話した。