川崎市、医療的ケア児の受け入れを拡充 公立保育所で10月から、申し込みも優先受け付け

北條香子 (2022年5月27日付 東京新聞朝刊)
 川崎市は、医療的ケアが必要な子どもを受け入れる公立保育所を10月から拡充し、保育所の入所申し込みも優先的に受け付けると決めた。昨年9月に施行された「医療的ケア児支援法」を受けた対応。

市内7区に「センター園」と「ブランチ園」を設置

 川崎市は市内7区にそれぞれ「センター園」1園、「ブランチ園」2園の計3園の公立保育所を設置。2016年度から市内7園のセンター園で医療的ケア児の受け入れを始め、今年4月1日現在で3園に5人が入所している。

 本年度中に各区のブランチ園1園でも、看護師の配置や器具の購入など、医療的ケア児の受け入れ態勢を整え、来年度には残るブランチ園1園でも医療的ケア児の入所を可能にする。受け入れ人数は設けず、子どもが必要とする医療的ケアの状況によって判断する。

人工呼吸器や酸素ボンベを使用する子は受け入れず

 ただ、センター園で対応できる医療的ケアは、たんの吸引や経管栄養などに限られ、人工呼吸器や酸素ボンベなどを使用する子どもは受け入れていない。ブランチ園での受け入れ開始後も当面は現在と同様のケアとするが、市こども未来局は「保護者らのニーズを踏まえて、対応可能なケアの拡充や民間保育所への拡大などの方向性を検討していく」としている。

 市は医療的ケア児の優先的受け入れで保育所の利用調整実施要綱を一部改正することに伴い、パブリックコメント(意見公募)を実施する。6月3日から7月4日まで。

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