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安全は?遊具は? 川崎・多摩区の「公園ミシュラン」 ママ目線で121カ所の情報 ガイドブック第3版

安田栄治 (2019年8月31日付 東京新聞朝刊)
 子どもたちが公園で安全に遊べ、親が安心して見守ることができるようにと、川崎市多摩区内の公園情報をまとめたガイドブックをボランティアグループが制作している。今年4月に121カ所の情報をまとめた第3版が発行され「子どもをどこで遊ばせれば安心できるかよく分かる」と主婦らから好評を得ている。

たまたま子育てネットワークの相庭隆さん(中央)ら=川崎市多摩区で

43人が調査 「草ぼうぼう」「吸い殻多く遊ばせたくない」

 グループは主婦ら5人でつくる「たまたま子育てネットワーク」。2005年に発足し、当初はホームページに公園情報を載せていた。代表の相庭隆さん(同区中野島)は「多摩区は子育て世代がたくさん転入してくるのに、外に出ない親が多く、身近にある公園のことを知らない人ばかりだった」と振り返る。

 区の「磨けば光る多摩事業」で公園を紹介する本を提案し、10年から「多摩区公園BOOK」の制作にとりかかった。

 43人の母親を集めて「探検隊」を結成し、区内の公園情報を収集した。相庭さんは「草がボウボウに生えて公園であることも分からないところがあった。大きさや遊具の種類だけでなく、母親目線で特徴を探ってもらった」。

 「遊具が整備されていない」「タバコの吸い殻がたくさん落ちていて子どもに遊ばせたくない公園」などと探検隊の感想コーナーもつくり、初版を12年に発行。80カ所だった情報も第2版(15年)、第3版で次々増やした。

写真

多摩区公園BOOKの「菅なかよし公園」のページ(多摩区役所まちづくり推進部企画課提供)

子ども向き?高齢者向き? 周辺道路の交通量も掲載

 グループのメンバーにはグラフィックデザイナーや子育てに関する本の編集者やライターがいて、版を重ねるごとに見やすさや母親目線を重視した編集を心がけた。全ページカラーで写真や見取り図のほか、砂場や遊具、トイレ、バリアフリー設備などを色分けして紹介。子ども向けか、お年寄り向けかの印象を紹介したり、周辺の交通量を知らせて保護者に安全確認の大切さを強調したり。探検隊の思いを込めた。

写真

菅なかよし公園で遊ぶ親子連れ=多摩区で

 菅なかよし公園(同区菅北浦1)で2歳の長男を遊ばせていた主婦伊藤春奈さん(34)=同区菅馬場=は「この公園の特徴もしっかり載ってます。利用者の顔ぶれが分かるのでどの公園に子どもを連れていけば安心か判断しやすい。周辺道路の交通量が分かるのもありがたい」と喜んでいた。

 相庭さんは「まだ掲載していない公園が40カ所ほどあります。次回は全てを網羅できるようにしたい」と意気込んでいる。

 同ブックは多摩区役所や同区道路公園センターなどで無料配布している。問い合わせは、同区役所まちづくり推進部企画課=電044(935)3147=へ。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年8月31日