<えほん>「とんでいった ふうせんは」文・ジェシー・オリベロス 絵・ダナ・ウルエコッテ 訳・落合恵子

(2020年1月10日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
写真

(長壁綾子撮影)

 ぼくは、思い出という風船を持っている。おじいちゃんは多くの風船を持っていて、すてきな物語がいっぱい。

 おじいちゃんからいろんな思い出話を聞いた。「この銀色の風船はとりわけお気に入りのやつさ」。ふたりにとって大切な記憶が詰まっている。ある時から、おじいちゃんは同じ話ばかりするようになった。風船がおじいちゃんの手を離れ、飛んでいく。銀色の風船も…。

 混乱と悲嘆に暮れる中、両親がかけた言葉で、ぼくは真実に気が付く。試練はあるけれど、人生は希望に満ちている。

 1650円。絵本塾出版=電話03(6812)9137。

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