〈えほん〉「マルをさがして」作・絵 山本久美子

(2020年1月17日付 東京新聞朝刊)
写真

(長壁綾子撮影)

 庭を駆け回っていた犬のマルは、タケルが大事に育てていたコスモスの鉢を倒して割ってしまう。「もう、マルなんかしらない! あっちいけ!」。しかられたマルは姿を消す。

 台風が近づき、心配なタケルはお母さんに内緒で出かける。八百屋さんや保育園の子どもたちに聞いても見つからない。帰ってこなかったらどうしよう…。

 ボローニャ国際絵本原画展入選後、2004年にフランスで出版された絵本が満を持して日本へ。黒と赤の版画は迫力満点。登場人物の表情が豊かで愛らしい。

1980円。ひだまり舎=電話050(3707)2328。

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