〈えほん〉「そもそもオリンピック」作・アーサー・ビナード 画・スズキコージ

長壁綾子 (2020年10月9日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
写真

(長壁綾子撮影)

 風のワタシが何万年も世界を吹き回っている間に、ヒトは町を作り、競い合うことを覚えた。走ったり、跳んだり、投げたり。4年に一度のオリンピックがギリシャではじまった。

 1905年春、広島・海田町(かいたちょう)に「オダミキオ」が生まれた。優れた身体能力、鋭い感覚を持ったミキオは、陸上競技の三段跳びと出会い、オリンピックに出場する。

 アジアで初めて金メダルを獲得した織田幹雄が残した日記に着想した物語。スポーツの本質とは? 本来のオリンピックとは? 読み応えのある「あとがき」もぜひ。1980円。玉川大学出版部=電話042(739)8935。

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