ふたご・みつごなど多胎家庭への包括的支援を クラウドファンディング開始

一般社団法人関東多胎ネット

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 多胎児の妊娠・出産・育児を支援する非営利団体、一般社団法人関東多胎ネットは「多胎ファミリーへの直接的支援の拡充」と「支援の格差是正」を目指し、7月15日よりクラウドファンディングを開始しました。

 多胎妊娠はハイリスクで約50%が早産。小さくうまれた赤ちゃんを複数人同時に育てることは非常に困難で、虐待死のリスクは単胎児と比べて約2.5 〜4倍と言われています。余裕がなく助けを求められない、頼る人もいない、気づいてもらえない…そんな多胎家庭の現状を知り、一緒に支える活動をしませんか?

クラウドファンディング概要

募集期間:2023年7月15日(土)7:00 ~9月3日(日)23:59
目標金額:200万円
URL:https://congrant.com/project/kantotatainet/7469

なぜ多胎家庭には支援が必要か

  • 虐待死のリスクが単胎児より高い
    厚労省が令和4年9月に発表した「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第18次報告)」によると、心中以外の虐待死49人のうち、多胎は5人。つまり10%が多胎でした。
  • ハイリスク妊娠
    多胎は妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、HELLP症候群、胎児発育不全、胎児形態異常など、様々なリスクを伴い安定期がありません。
  • マイノリティであるがゆえの情報不足、孤独感
    全分娩件数のうち多胎は1%。仲間に出会うことも、特殊な不安や悩みを共有する事も困難です。
  • 育児の困難さ
    同時に複数の乳児を育てる事に加え、早産(単胎4.7%、多胎50.8%)や低出生体重(単胎8%、多胎72%)による発育の遅れ、医療的ケアの必要性が、より問題を複雑化させます。

出典|一般社団法人 日本多胎支援協会(2018)「厚生労働省 平成29年度子ども・子育て支援推進 調査研究事業多胎育児家庭の虐待リスクと家 庭訪問型支援の効果等に関する調査研究 報告書」,23項、みずほ情報総研株式会社・小さく産まれた赤ちゃんへの保健指導のあり方に関する調査研究会(2019)、厚生労働省平成30年度子ども・子育て支援推進調査研究事業「多胎児支援のポイント」

関東多胎ネットのHPもご覧ください

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