好きな女の子との当番が延期になった息子に教えられたこと〈清水健さんの子育て日記〉27

(2020年11月27日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる

清水健さんの子育て日記

写真

親子でキャッチボール

キャッチボールに成長をかみしめて

 キャッチボール! そう呼ぶにはもっと練習が必要だけど、なんとなく、ふたりで向かい合ってボールを投げあえています。ふたりでこんなことができるようになった。ボールをそらして取りに走る息子の後ろ姿に、しみじみと成長をかみしめる。

 今まではどちらかというと、家で遊ぶのが好きだった息子。最近は、幼稚園でも外で走りまわり、お友だちとドッジボールもしているらしい。「パパ、練習しよう!」。まだ両手を使わないとつかめない大きさのボールを抱えて公園に。「パパはね、小さい時、強かったんだよ!」。あまり意味がない自慢をして息子と向き合う。

なかなか終わらない「もう1回!」

 想像以上にうまい! もちろん僕は本気ではないけれど、気を抜くと当てられてしまう。寒さ関係なく、汗をかくぐらい走りまわる。硬すぎないように少し軟らかめに空気はいれたけど、ボールが顔にあたっても泣かなくなっている。そして「もう1回!」。その姿は頼もしい。でも、いつまで続くのか。「もう1回!」がなかなか終わらない。

 野球も同じ。息子は大好きなソフトバンクホークスの選手になりきり、延長戦にまで突入する。毎日ではないし、長い時間ではない。だから、一緒にいられる時はと思っても、体力勝負。明日からの筋肉痛を覚悟する、息子との対決です。

「残念だったね」「うん。でもね…」

 家に帰ると「今日はお当番がなかったの」。何日も前からずっと楽しみにしていた、幼稚園で丸1日、みんなのお世話をする当番の日。クラスで毎日、2人が担当する。今回は、好きな女の子と一緒のはずが、幼稚園の行事の変更で延期になったらしい。

 「そうか、今日はなかったんだ、残念だったね」。その言葉に「うん」と小さな声でうなずき、「でもね、楽しみが今度になったんだよ!」。

 朝、僕の横で、自分の髪形をいろんな角度からみて、「どうかな?」って。どこが変わったのかわからないけど、鏡の前で長い時間、髪形をセットするぐらい楽しみにしていたのに、「今日なかったこと」よりも、その楽しみがまた増えたと気持ちを切り替える。息子から教えられることも多いです。

 それにしても、恋(?)もするぐらい成長している(笑)。でも、やっぱり、まだまだ甘えん坊だし、まだまだ甘えん坊でいてほしい。「もう一回!」。息子の「好き」をおもいっきり一緒に楽しめるパパでいたい。 (フリーアナウンサー)

すくすくボイス

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