男性たちももっと!驚きと幸せの育休体験

岡本太 (2019年3月1日付 東京新聞朝刊)

 「家事、育児への男性活躍が求められている」。東京都庁担当記者として、都議会の取材しているが、2月28日の一般質問で、男性の育休取得について質問した森沢恭子さん(東京みらい)の言葉に思わず苦笑いした。

 私自身、半年の育休を取り、2月に職場復帰したばかり。3人目の子なのに、育児はこれまで妻任せ。子育ての苦労も不安も眠さも、そして喜びも何も理解していなかったと思い知らされたばかりだったからだ。

 厚生労働省によると、男性の育休取得率は5.14%。取得期間も短い。民間の調査では、3歳未満の子を持つ20~40歳代の男性正社員の3割が、育休を利用したかったができなかった、と回答した。

 男性が育休を取りやすくするためには、企業や行政の積極的な取り組みが不可欠だろう。何より育休取得を迷っている男性がいれば伝えたい。朝から晩まで子どもと過ごす毎日には「想像を超える驚きと幸せがある」と。

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